授業紹介「甲南大学×神戸東洋日本語学院 国際交流授業」
10月23日、11月6日の2日間に渡り、甲南大学にて大学生9名と神戸東洋日本語学院の留学生(中国、ベトナム、ミャンマー)16名が国際交流を行いました。
①互いの文化や考え方を知ることで双方の「違い」を理解し、相互理解の態度を培う。
②日本語でコミュニケーションを図りながら、自分の意見を伝え、他者と協力して課題に取り組む力を身に付ける。
以上を目標に、10月23日は異なる文化や考え方について全5グループに分かれ、メモを取りながら話し合いました。
話し合った中で文化や考え方の「違い」やわかったことを、11月6日の2回目の活動で各グループに分かれてプレゼンテーションします。
話し合いのテーマや内容はもちろん、グループ内での役割分担や、どのような構成でPPTを作成するのかなどは全て日本語でコミュニケーションを取りながら進めます。
2回目の交流までに、前回話し合ったテーマや内容に沿って各グループcanvaで共有・準備しました。
2回目の交流の11月6日は準備してきた発表資料を使い、各グループ10分間でプレゼンテーションを行いました。
どのグループもしっかり役割分担ができており、発表内容もわかりやすく興味深い内容となりましたが、制限時間の10分では足りず、最後まで発表し終えたのは1グループのみでした。残りの4グループもタイムオーバーで発表できなかった部分やまとめを最後まで聞いてみたくなる流れでした。
5グループの発表テーマは以下の通りです。
・日本語母語話者から見た中国語、中国語母語話者から見た日本語…それぞれの難しさ
・学校教育…日本・ミャンマー・中国比較(2グループ)
・日中…文化の違い:服装・集団vs個人・同調圧力・不確実性の回避について
・外国語教育の違い…日本・ベトナム・中国比較
全2回と限られた時間ではありましたが、同年代の日本人学生との話し合いや、初めて会った人と役割分担をして自分の担当分に責任を持って作成し、発表までできたことは、通常の授業ではなかなか体験できないことです。
また、話し合いの中で異なる文化や考え方の「違い」を知り、他者へアウトプットすることで多くの学びがあったのではないでしょうか。
留学生のみなさんにとっては、普段は学校とアルバイトの往復で日本の大学生と話をする機会などめったにないということで、とても貴重な機会になりました。