進学のためにやっておくべきこと 1月編
ここでは神戸東洋日本語学院を卒業後に日本の大学や大学院に進学するためにやっておくべきことを毎月紹介していきます。
今回は1月にやっておくべきことです。前期試験に成功し、進学先を確保した人は楽しい年末年始を、残念ながら失敗した人は落ち着かない年末年始を過ごしたかと思います。
1.後期試験の準備
進学先が決まっていない人やさらに上の進学先を目指している人は、後期試験の準備をしましょう。
まずは出願から始めましょう。志望理由書は同じ内容ではなく、受験する学校に合わせた内容に修正することを忘れないでください。時間に余裕がないと思います。出願書類の不備がないように、担当の先生と確認しながら出願してください。
出願が終わると面接練習をしましょう。前回失敗した人はどこが悪かったのか、確認しましょう。初めて受験をしたときはとても緊張したと思います。今回の受験では、練習したことがしっかりとできるよう、自信がつくまで練習をしてください。
2.出席率の維持
留学生のみなさんにとって最も大切だと言ってもいいのが出席率です。それは日本語学校を卒業するまで変わりません。多くの進学先で卒業時の出席率証明書の提出が必要になります。また、出席率はビザの更新に大きな影響があります。せっかく希望する進学先に進めたのに、出席率が悪くビザの更新ができなかったために、帰国することになってしまった人もいます。進学先が決まったからといって、日本語学校を休んでいいわけではありません。卒業するまで毎日学校に来て勉強してください。
3.日本語の向上
大学や大学院では、専攻する分野の勉強をすることになります。当然講義は全て日本語で、日本人学生と同じ講義を受けることになります。日本語学校では、先生たちが外国人にもわかりやすい日本語を使って授業や会話をしてくれますが、大学や大学院では日本人と同じスピードや言葉を使った講義や会話になります。
また、大学や大学院では専攻する分野の勉強が忙しく、日本語の勉強をする時間を作るのが難しくなります。日本語の先生もいないことが多いので、わからないことがあっても質問をする機会も減ってしまいます。
卒業までの残りの時間、日本語を勉強できる素晴らしい環境があるので、少しでも日本語が向上するよう卒業まで勉強に励んでください。
以上、「進学のためにやっておくべきこと 1月編」でした。
年が明けて、日本語学校を卒業するときが近づいてきました。残り短い時間ですが、先生と日本語の勉強をしたり、友達と遊んだり、いい思い出をたくさん作ってください。そして卒業するときに後悔のない、日本語学校生活を送ってください。そのためにまずは、進学先が決まるよう頑張りましょう。
【日本語教師T】