神戸東洋日本語学院職員紹介~Who's who(第2回)~
神戸東洋職員紹介ブログ記念すべき第2回は教務の北爪先生に来ていただきました。今日はよろしくお願いします。
Q:北爪先生は神戸東洋日本語学院でどのぐらい働いていますか。
A:8年前から働いています。
Q:日本語教師歴はどのぐらいですか。
A:17~18年ですが、長く続ければ
続けるほど、学ぶことが多いと
感じています。
Q:みんなからどんな先生と言われますか。
A:一緒に働いている先生方からは、
責任感が強いと言われます。
学生からは、真面目だと言われます。
自分では、以前一緒に働いていた先生が
私に対しておっしゃっていた「律儀な変人」
という性格が合っていると思います。
Q:どのクラスを担当していますか。
A:神戸東洋日本語学院では
初級クラスを担当しています。
Q:神戸東洋以外では他のレベルも担当していましたか。
A:中級上級も担当したので、全ての
レベルを担当したことがあります。
他にも在住者や中学生に日本語を
教えたこともあります。
Q:日本語教師を目指すきっかけになったことはありますか。
A:外国人の友達に日本語の意味を
聞かれたときに、
上手に説明できなかったからです。
「簡単に教えられるようになればいいな」
くらいの軽い気持ちで
日本語教師の勉強を始めました。
Q:日本語教師の勉強を始めた時には先生になろうと思っていたのですか。
A:初めはそこまで考えていませんで
したが、養成講座受講中には
先生になろうと思いました。
Q:何かきっかけがあったのですか。
A:養成講座の先生がとても
キラキラしていて、こんな人に
なりたいなと思ったんです。
Q:養成講座卒業後はすぐに日本語教師になったのですか。
A:半年間は検定の勉強をしました。
その時にはもう仕事を辞めて
就活も始めていたと思います。
Q:実際に日本語教師になって楽しいと感じたり喜びを感じたりすることはありますか。
A:楽しいことは、習った文型や語彙を
駆使して学生が自分たちの生活や自分
たちの国の事を話してくれることです。
学生の「言いたいことが言えた楽しさ」
が私にも伝わってきて、
私も楽しくなります。
喜びを感じることは、学生が成長している
ことに気づいたときです。
初級の学生は毎日少しづつ成長する
ので、教師が気付いた時には
「あれ?こんなに上手になっていたっけ?」
と思うぐらい成長していることがあります。
学生の成長は、
本当に大きいモチベーションになります。
Q:学生の成長にはいつも驚かされますよね。
初級クラスを教えるのはいろいろ難しいことがあると思いますが、
授業で心がけていることはありますか。
A:初級の授業では、聴解・読解・発話・筆記の
4技能をバランス良く伸ばすように
心がけています。
具体的には、毎日「シャドーイング」と
いう聴解と発話の練習をしています。
日本語の会話を聞きながら同じように
発話する練習です。実際の会話のスピード
と同じスピードで口を動かすので、
会話力の向上に繋がります。
また、テキストを見ないでシャドーイングを
する場合は、耳からの情報のみで発音する
ことになるので、
聴解力の向上につながります。
Q:初級からシャドーイングを取り入れているんですね。
初級の授業は他にどんな特徴がありますか。
A:授業では、口頭練習を多く取り入れた
テキストを使っています。
ペア練習やインタビュー練習を
多く取り入れて、運用力を養成する
ことを目標にしています。
学生たちが、自分で考えて自分で発信できる
日本語力が身に付けられるように、
練習を工夫しています。
Q:発話が多くて授業が楽しそうですね。
カリキュラムの中で必ず行っていることはありますか。
A:毎日していることは、授業の最後に一日
の学習項目のディクテーションと筆記練習
をしています。授業内では口頭練習が多いので、
一日の最後に練習内容を文字化して、
本当に理解できたかどうか確認しています。
口頭練習では「理解したつもり」だったことが、
文字化すると「本当は理解していない」と
気づくことが多いです。
特にディクテーションでは、「実際に発された言葉」
と「自分が耳で認識していた言葉」の違いが
あることに気づくと思います。
それらの気づきを踏まえて、
学生には成長していって欲しいです。
Q:ここまでは日本語教育に関することを聞いてきましたが、
もう少し北爪先生のことを質問させてください。
座右の銘はありますか。
A:「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
Q:スラムダンクの名台詞ですね。どうしてその言葉を座右の銘
にしているんですか。
A:初級は0から1にステップアップするク
ラスなので、実は難易度が高いクラスです。
でも、0から1にステップアップした経験は
今後、学生が日本語の勉強以外で困難に
直面した時にも、きっと学生を
助けてくれるはずです。ですから、
学生には諦めて欲しくないし、
私も諦めたくないです。
Q:私も諦めたくないってところが責任感が強いと
言われるところですね!
では神戸東洋の好きなところはありますか。
A:神戸東洋の好きなところは、先生が
親身になって学生を指導するところです。
私が入職して8年近く経って、先生方の
入れ替わりもありましたが、
熱心な先生が多いことは変わりません。
熱心な先生がお辞めになっても、
他の熱心な先生が入ってくる。
きっと神戸東洋の変わらない特徴
なんだと思います。
Q:確かにそうですね。私も他の先生方の熱心さを
いつも尊敬しています。
A:学生からしたら「うっとおしい」
「ほっといてよ」と思うかも
しれませんが、私は好きな特徴です。
Q:では最後にこのブログを見てくれている人にメッセージをお願いします。
A:日本には「縁」という考え方があります。
「縁」とは簡単に言うと、「人と人の関係」
のようなものです。
今、あなたがこのページを見たということは、
私たち神戸東洋とあなたとの間に
何かの縁があると私は思います。
この縁を大切に、私たちと一緒に成長して、
夢を叶えませんか?
神戸東洋の先生たちは夢を叶えたい
学生を全力でサポートします。
熱いメッセージありがとうございます。
それではインタビューは以上です。
職員紹介ブログ第2回のゲスト
「北爪先生」でした。
ありがとうございました。
「北爪先生家の猫ちゃん」
[日本語教師T]