日本の風習『七夕』 - 神戸東洋日本語学院

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日本の風習『七夕』

日本の風習シリーズ第6回目は『七夕(たなばた)』について紹介いたします。

 

七夕とは、織姫と彦星が天の川を渡って、1年に1度だけ出会える7月7日の夜のことです。短冊に願いを書いて、笹竹に飾り付けます。旧暦の7月7日は現在でいう8月上旬~下旬のため、晴天率が高い日でした。今の暦で7月7日は梅雨のさなかなので雨天が多く晴れる確率は約30%で、晴天の七夕は貴重です。

七夕の話は、中国古代の民間伝承がもとになっています。織姫と彦星は、中国では織女と牽牛です。ベトナムや韓国にも七夕があるそうです。国を超えて広く伝わる織姫と彦星のお話にはいろいろなバリエーションがありますが、以下の内容はほぼ共通しています。

天帝(神様)の娘である織女は、機織りが上手で働き者の女性です。天帝は、同じく働き者で牛飼いの牽牛と引き合わせました。二人はひと目で恋に落ち、結婚しました。しかし結婚すると遊んでばかりで働かなくなりました。怒った天帝は二人を天の川の両岸に引き離しましたが、織女があまりにも泣いて悲しんだため、年に一度、七夕の夜にだけ会うことを許すようになったというあらすじです。

 

ちなみに、織女星は『こと座のベガ』、牽牛星は『わし座のアルタイル』です。『はくちょう座のデネブ』と合わせて『夏の大三角』と呼んでいます。夏の夜に見える一等星がきれいな正三角形を描いています。今年の夏、夜空で見つけてくださいね。

笹竹につるす七夕飾りは「七つ飾り」と呼ばれ、吹き流し・くずかご・網飾り・折り鶴・巾着・紙衣・短冊の7つです。短冊は5色で「五色の短冊」と呼ばれます。これは「五行説」に基づいていて、赤⇒火(炎)、黒⇒水、青⇒木(植物)、白⇒金(鉱物)、黄⇒土(大地)を表しています。ただ黒色は縁起がよくないという考えもあり代用で紫色を使うこともあります。

七夕の食べ物は、そうめんやかりんとうが有名です。

 

ここで、日本3大七夕まつりを紹介いたします。

 

1) 仙台七夕まつり(宮城県仙台市)

毎年200万人を超える観光客が訪れる大きな祭典です。開催期間中は仙台市内中心部、周辺商店街をはじめとし、町中が紙と竹の優美で色鮮やかな七夕飾りで埋め尽くされます。

※開催期間:2022年8月6日~8日(予定)
※公式HP:https://www.sendaitanabata.com/

 

2) 湘南ひらつか七夕まつり(神奈川県平塚市)

魅力は何と言っても七夕飾りの豪華さです。10メートルを超える大型飾りや、話題の有名人・動物やキャラクターを模したバラエティーに富んだ七夕飾りが楽しめます。パレードなどの催し物もあり、訪れる人を飽きさせません。

※開催期間:2022年7月8日~10日

※公式HP:http://www.tanabata-hiratsuka.com/

 

3) 安城七夕まつり(愛知県安城市)

3日間で約100万人以上の人が訪れます。地元民がつくる「竹飾り」が連なるストリートが見応え満点で、毎年テーマが異なる飾り付けやイベントで訪れた人を楽しませてくれます。

※開催期間:2022年8月5日~7日

※公式HP:https://anjo-tanabata.jp/

 

 

兵庫県内の七夕まつりも2つ紹介いたします。

 

▼ 西宮神社 夏えびす

七夕当日の夜のイベントでは神社の境内の神池に風情ある雅楽が流れる中、LEDライトの幻想的な天の川が出現し、ロマンチックな雰囲気があふれます。9日、10日には『あらえびす夜まつり』が開催され、縁日の屋台も多数でます。20日の夕方からは『えびす万燈絵』も行われます。

※開催期間:2022年7月7日,9日,10日,20日
※開催場所:西宮神社
※アクセス:JR神戸線「西宮駅」から徒歩15分
阪神電車「西宮駅(南口)」から徒歩5分

※公式HP:https://nishinomiya-ebisu.com/index.html

 

▼ 神戸大学 七夕祭

大学内で開催されますが一般客も気軽に訪れることができます。よさこいやアカペラのパフォーマンスなど大学生による催しやキャンドルナイトやステンドグラスのイベント、ビアガーデンや夏祭りの屋台や模擬店もたくさん出て、関西でも人気の七夕イベントになっています。

※開催期間:2022年7月10日
※開催場所:神戸大学六甲台第1キャンパス
※アクセス:阪急「六甲駅」から徒歩15~25分
      阪神「御影駅」JR「六甲道駅」阪急「六甲駅」から
      36系統神戸市バスに乗車「神大正門前」下車
※インスタグラム:https://www.instagram.com/kobe_tanabata/

 

七夕は、当校でも授業にとり入れています。

昨年度のブログもご覧ください。
https://jp-college.com/cat_japanese05/20200727/

 

今年は晴れて、織姫と彦星の幸せな時間になることを願っています。

[外事部 F]

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