日本の夏の食べ物 - 神戸東洋日本語学院

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神戸東洋日本語学院

日本の夏の食べ物

心太 という漢字が読めますか?これは「ところてん」と読みます。

今回は日本の夏の食べ物についてお話しようと思います。

日本の夏の食べ物の代表といえば、

左:かき氷
中:西瓜(すいか)
右:うなぎ

日本の夏は湿度が高く、日本より気温が高い国出身の外国人にとっても暑いと感じてしまうくらいです。そのため、夏ならではの食べ物も多彩です。その中でも麺類は大人気です。

 

まずは、「そば」。日本で食べられる蕎麦は多種多様です。小麦粉とそば粉の割合が2:8の二八そば、白っぽい色でコシのある更科(さらしな)そば。産地も島根県の出雲そば、長野県の信州そばなどバラエティーに富んでいます。兵庫県出石の皿そば、岩手県のわんこそばのように少量の蕎麦を何杯も食べるものもあります。

ざる蕎麦と、もり蕎麦は、ほぼ同じと扱われていますが、ざる蕎麦はもり蕎麦より少し高級なものと位置づけられ海苔がトッピングされています。

左:ざるそば
右:もりそば

次に、ところてん。テングサなどの海藻を煮て出てきた寒天を冷まして固めます。それを「天突き」と呼ばれる器具で押し出し、麺状にしたものです。

さっぱりと酢醤油で食べたり、スイーツとして黒蜜きな粉などで食べたりします。京都では清水寺に参拝した帰りに黒蜜きな粉のところてんを食べるのは定番です。

小麦粉を使った白い麺は太さによって、素麺(そうめん)、冷や麦、うどん、きしめんに分類されます。兵庫県の手延べ素麺『揖保乃糸』は日本でも有名な特産品の1つです。手軽に涼しく、そして美味しく食べられるので日本の夏には欠かせません。

そうめんは、食事としてだけなくアトラクションとしても楽しい食べ方『流しそうめん』という食べ方があります。竹を縦半分に割ったレールに水とそうめんを一緒に流し、流れてきたそうめんを箸ですくい、手に持ったつゆに浸けて食べます。

家庭でも流しそうめんを楽しめるよう専用の器具もあります。

兵庫県宍粟市戸倉峠には32本の流しそうめんのレーンがあるお店もあります。

厳しい日本の夏を、美味しくしっかり食べて、楽しんでください。

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