進学のためにやっておくべきこと 4月編
ここでは神戸東洋日本語学院を卒業後に日本の大学や大学院に進学するためにやっておくべきことを毎月紹介していきます。
今回は4月にやっておくべきことを紹介します。
1.1年間の計画を立てよう!
日本は4月1日~翌年3月31日までを区切りとする「年度」という時間の考え方があります。
そして学校教育法ではこの「年度」を採用しており、4月に新しい学校への入学や次の学年への進級があります。そのため4月は新しい1年の始まりであり、1年間の計画を立てるのに適しています。
これを読んでいるみなさんには、是非来年の4月にどこの大学や大学院で勉強したいかをしっかりと想像して、それを実現するために、今から1年間で何をしなければならないかを考えてみてください。
これがまず1つ目のやっておくべきこと「1年間の計画を立てよう!」です。
2.自分の現状を把握しよう
4月にはまず計画を立てることが大事だとお伝えしましたが、そのためには「自分の現状を把握する」ことが大切です。
例えばカタカナが読めない人が、1年でN1に合格するのはとてもとても難しいチャレンジですが、N2を満点で合格した人が、1年でN1に合格することは難しくありません。同じN1合格という目標ですが、2人とも自分のレベルにあった目標ではないかもしれません。
1年間の計画を立てるために、まず自分の日本語レベルを把握してください。日本語レベルの高い人はそれ以外の科目(数学や理科、英語など)のレベルはどうか考えてみましょう。そしてこの1年間で頑張れば達成できる、少しレベルの高い目標を立てましょう。
これが2つ目のやっておくべきこと「自分の現状を把握しよう」です。
3.JLPT(日本語能力試験)を申し込もう
日本の大学や大学院に進学するために、受けておくべき2つの公的な日本語試験があります。それがJLPT(日本語能力試験)とEJU(日本留学試験)です。大学院進学にJLPTが、大学進学には両方の成績が重要です。
JLPTは7月と12月、EJUは6月と11月に実施されます。そして4月には第1回JLPTに申し込み締め切りがありますので、忘れずに申し込みを行ってください。受験料は6,500円ととても高いわけではないので、自信がない人も是非チャレンジしてください。
これが3つ目のやっておくべきこと「JLPT(日本語能力試験)を申し込もう」です。
【進学のためにやっておくべきこと 4月編】では3つのことを紹介しました。1年後に目標の進学先に入学できるように、今後も進学のためにやっておくべきことを紹介していきますので、楽しみにしていてください。
[日本語教師T]