敬語を使った会話
先日初中級クラスではオンライン授業で「敬語を使った会話」の授業を行いました。
まず初めに、敬語とは聞き手や話題の人物に敬意を表す特別な言葉です。先生や上司など目上の人と話すときに重要です。敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があります。
①尊敬語について
使用方法:相手の動作につけ、相手を立てるときに使う
使い方:
1. ~(ら)れます
(例:聞かれる・帰られる)
2. お+動詞のます形+になります
(例:お聞きになる・お帰りになる)
3. 特別な尊敬語
(例:いらっしゃる・召し上がる)
➁謙譲語について
使用方法:自分の動作につけ、自分をへりくだるときに使う
使い方:
1. お/ご動詞のます形+します
(例:ご連絡する・お持ちする)
2. 特別な謙譲語
(例:参ります・いただきます)
➂丁寧語
使用方法:「です」「ます」「ございます」をつけ、
聞き手に対して丁寧に言う言い方
使い方:
1. い形容詞、な形容詞、名詞+です
(例:暑いです・便利です・高校生です)
2. 動詞+ます (例 食べます・飲みます)
3. い形容詞、な形容詞、名詞+ございます
(例: 安うございます、有名でございます、学生でございます)
※改まった場でしか使いません。
初中級クラスでも以上の内容を再度確認し、練習しました。
尊敬語と謙譲語が混ざってしまっていたり、活用がうろ覚えだったりしましたが、思い出させることに焦点をおきました。その後マンガを使って、敬語がどんな場面で、誰に対して使われているのか確認をし、会話の練習問題で敬語表現を穴埋めし、発表してもらいました。頭の中では分かっていても、言い表すことはなかなか難しいようでしたが、皆さん一生懸命敬語を使って会話しようと頑張っていました。
進学先や就職先の面接では、円滑に日本語で会話ができるかどうかはもちろん、「敬語」がきちんと使えるかどうかも重要な判断要素です。しっかり覚えましょう。
[日本語教師C]