「初級クラス作文授業」 - 神戸東洋日本語学院

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神戸東洋日本語学院

「初級クラス作文授業」

今日は初級クラスの「作文授業」の様子を紹介します。
進学のために必要な「留学試験の記述問題」や「志望理由書」、「研究計画書」、進学後の「レポート」、「卒業論文」など文章能力を身につけておくことは必要不可欠です。

当校では初級クラスから上級クラスまで「作文授業」を導入し、指導を徹底しています。

 

まず、初級クラスでは原稿用紙の使い方の指導から始めます。

いくつかルールを説明したいと思います。

このルールは一回だけでは覚えられませんので、実際に文を書きながら練習していきます。

 

【原稿用紙の使い方】

1. 作文の題は1行目に、自分の名前は2行目に書く。本文は3行目から書く。

2. 段落の始めは1マス空けて書く。

3. 小さい「っ」「ゃ」、「ー」、「、」「。」も1マス使って書く。

4. 、。」』 が、行の最後にくるときは、その行の最後に書く。

5. 「『( が、行の最後にくるときは、次の行の最初に書く。

6. 数字は1マスに2つ、「ABC」は1マスに1つ、「abc」は1マスに2つ書く。

 

次に、作文を書くときに必要な並列の文型「~ながら」「~てから」「~て」「~たり、~たり」などの用法を復習しました。

最後に「フローチャート」で作文の構成を確認し、意見を出し合ってもらいました。

「モデル作文」をみんなで一緒に読んだ後、今回のテーマである「楽しい一日」について実際に書いてもらいました。「友達と遊んだ」や「日本料理を食べに行った」、「ゲームをした」、「映画を見た」など、「楽しい一日」についてそれぞれ思い思いに書いていました。

「作文」を書くことによって語彙・文型など使用する機会が増え、正確性が高くなります。

この「作文授業」を通して、日本語で文を書く時の基礎をしっかり学び、伝えたい内容が伝わる文が書けるようになってほしいと思います。みなさんも、ぜひ手本を元に丁寧に文字を書く練習や短い文章を正しく書くトレーニングなどから行ってみてください。

[日本語教師C]

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