日本での引っ越し(第一回)
第1回『部屋探しから入居までの流れ』
日本に長期間滞在すると引っ越しを考える人もいると思います。引っ越しの前後では様々な手続きが必要です。特に中国やベトナムなどの外国籍である留学生の皆さんにとって引っ越しは、大変なことです。
引っ越しを決めてから、新生活をスタートするまでのスムーズな流れを紹介します。
今回から日本での引っ越しについて3回に渡り発信していきます。
・第一回 「部屋探しから入居までの流れ」
・第二回 「賃貸解約・退去する際の流れ」
・第三回 「引っ越しの際に必要な手続き」
このシリーズを見て、やるべきことを漏らさないように内容を確認して、準備を始めていただければ幸いです。
では、第一回目「部屋探しから入居までの流れ」を確認しましょう。
【ステップ1】部屋の希望条件を考える
まず最初にどんな部屋に引っ越したいのかを考えましょう。
「間取り」、「日当たり」、「駅からの距離」、「2階以上」、「エレベーター有」、「バス・トイレ別」、「宅配ボックス」など、こだわり条件をリストアップして優先順位を付けると、部屋探しする際に役立ちます。
【ステップ2】物件を探す
どんな部屋に引っ越したいのか決まったら、実際に部屋探しを始めましょう。ステップ1でリストアップした条件をもとに物件情報サイトや不動産会社で希望に合うお部屋を探してみてください。
しかし、外国人・留学生入居不可の物件もありますので、不動産会社に確認しておきましょう。
以下に大手賃貸サイトをいくつか紹介します。
【ステップ3】内見して物件を決定する
気になる部屋を見つけたら、不動産会社に内見の問い合わせをして、実際に部屋の見学をしてみましょう。
直接自分の目で見て、気になることがあれば不動産会社に確認すると良いです。住んでから後悔しないために周辺環境や治安について確認しておくことも大切です。
【ステップ4】申し込み、入居審査を受ける
内見して住みたい部屋が見つかったら、申し込みをしましょう。この申し込み内容をもとに貸主側による入居審査が行われます。
きちんと家賃を払い続ける収入があるかどうか大家による入居者審査がある為、申し込み時には身分証明書や収入を証明する書類が必要になることが多いです。
申し込み時には申込金として1万円程度~家賃1カ月分を支払う場合もあります。
【ステップ5】契約手続きをする
審査が通れば、不動産会社による必要事項説明があり、問題なければ契約の手続きに入ります。契約には敷金、礼金、仲介手数料などの初期費用や、住民票などの書類、印鑑が必要です。急ぎの場合は、必要書類を事前に準備しておいた方がスピーディに済みます。
【ステップ6】物件の引き渡しを済ませる
すべての契約内容に合意し手続きを終えたら、いよいよ物件の引渡しです。可能であれば、引越し前に物件の再確認をしましょう。入居当時、部屋の状態を確認し、「入居時チェックリスト」と問題のあった箇所の写真を不動産会社に報告してください。面倒な作業かもしれませんが、退去時にトラブル防止に役立つと思います。
物件探しから内見・入居審査・契約・引越しの手配・入居まで、早い人で1週間、時間をかける人で3ヶ月ほどかかります。
以上『部屋探しから入居までの流れ』でした。部屋探しをスムーズに行えるようにこの手順を覚えておきましょう。
次回、第2回 「賃貸解約・退去する際の流れ」ついて解説します。
【ベトナム職員M】