日本の年末の風習について - 神戸東洋日本語学院

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日本の年末の風習について

 今年もあと2日。ということで今回は日本の年末の風習について紹介いたします。

 地域ごとで異なりますが、ごく一般的なものをご紹介いたします。

 

 

『大掃除』

身の周りをきれいに掃除して気持ちよく新年を迎えるという意味が主ですが古くは「煤払い(すすはらい)」が大掃除のルーツです。

「煤払い(すすはらい)」は通常12月13日に実施され、仏像や建物に溜まった埃や焚き木による灰などを落とす寺院や神社で行われる清掃の行事です。

 

 

『年越しそば』

日本では12月31日の大晦日に蕎麦を食べます。由来には様々な説がありますが、そばは細く長いことから、延命・長寿を願ったもの、もしくは家族の縁が長続きするように願ったものであるとする説や、逆にそばは切れやすいので旧年の厄災を切るという説など多数あります。具材も意味を持つものがたくさんあります。腰が曲がるまで長生きすることを願ったエビや、心を和らげるという意味の「労ぐ(ねぐ)」・神職の「祢宜(ねぎ)」に掛けたゲン担ぎであるともいわれるネギ、子だくさんになる願いを込めたニシンなどがあります。私は京都出身なのでニシン蕎麦が主流でしたが、海老の天ぷらが好物なので必ず入れます。

 

 

『除夜の鐘』

大晦日(12月31日)から元旦にかけて鐘を108回鳴らします。108は煩悩の数とされていて鐘の音(ね)で煩悩を打ち払い清らかな心で新年を迎えるという意味があります。なぜ108回かというと、諸説ありますが個人的には『四苦八苦』が由来のものが気にいっています。人の苦しむ様を『四苦八苦』という四字熟語で表しますが、日本の掛け算の習得法に九九というものがあり、四苦=シクから四九36(4×9=36)、八苦=ハックから八九72(8×9=72)、36+72=108となったという説です。

 

 

『二年参り』

大晦日の深夜から1月1日午前0時をまたぐ時間帯に神社にお参りに行くことです。
年を越してからのお参りを『初詣』といいます。

 

 

 

今年もコロナウィルスに翻弄された一年でしたが、私個人にとっては充実した一年でした。

来年が皆様にとって素晴らしい一年になることをお祈り申し上げます。

[外事部F]

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