第二回冬陽祭
2月28日に第二回冬陽祭が行われました。
昨年度から始まった当イベントは合唱を中心として、歌やギター、コントなど学生たちが日本語を勉強した成果と共に自身の特技を披露するイベントです。
今年のテーマは「才華爛発 2020年神戸東洋芸術オリンピック」です。学生により才能を発揮してもらうために、昨年からある「合唱部門」「一芸部門」「クイズ部門」に加えて今回は「映像部門」「ポスターコンクール」「写真コンテスト」と全6部門で開催いたしました。
当初は神戸新聞松方ホールで実施予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し学院内で行うこととなりました。
大教室を舞台にして発表を行います。学生たちは教室にわかれて配信映像でみんなの発表を観賞しました。
午前の映像部門では、クラス全員で「私が紹介したい〇〇」をテーマに5分間のビデオを作成しました。音楽やエンドロールなど高い編集技術に圧倒されました。
最優秀賞に輝いたのはC4クラスの「私が紹介したい日本の物語」です。日本のかぐや姫の物語を現代風にアレンジした、笑いのあふれる映像作品でした。その他には「留学生の日常」や「神戸の名所」、「自分の国のお正月」など多種多様なテーマで楽しませてくれました。
お昼には一芸部門とクイズ部門の発表が行われました。
一芸部門ではダンスや弾き語り、ピアノ演奏がありました。その中で技芸賞に輝いたのは日本語劇を披露してくれたグループです。脚本からすべて学生が考え発表してくれました。そして孔子課堂長賞に選ばれたのは、ギターの弾き語りで「愛にできることはまだあるかい」を披露してくれたチンタツメイさんです。きれいな歌声に聞きほれてしまうほどでした。
クイズ部門には6組18名の学生が参加してくれました。日本の歴史問題や常識問題、さらには神戸東洋日本語学院の問題もありましたが、見事に正解を出してくれました。
午後は合唱部門です。合唱部門では2か月に及ぶ練習の成果を各クラスのみなさんが披露してくれました。歌うだけでなく演出にもこだわったクラスもあり学生の冬陽祭に対する意気込みが伝わってきました。
最優秀賞に輝いたのはBB1クラスでハンバートハンバートの「おなじ話」を披露してくれました。男女にわかれ歌詞を再現した演出で高い評価を得ました。
その他にもポスターコンクールと写真コンテストを開催しました。予想を大きく上回る申し込みがあり、レベルの高いコンテストとなりました。優秀賞に選ばれたのは、ポスターコンクールがコメイショさん、写真コンテストがキヘイシンさんです。
規模を縮小しての開催となりましたが、学生たちの努力や団結力が伝わり、普段の学生からは見られない才能が発揮されたイベントとなりました。神戸東洋日本語学院だけの特色あるイベントとして定着していくのではないでしょうか。