第5回KT勉強会
先日、第5回KT勉強会が行われました。
KT勉強会とは、当校の教師のレベルアップを目的として、毎回テーマを設けて行う勉強会です。
今回のテーマは「JLPT対策授業のポイントと教え方」で、教務主任が担当しました。
新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、オンラインで開催しましたが、40名以上の先生方にご参加いただきました。
まず、JLPT対策授業を行うことにより進学先や就職先の選択肢が増えることなど、効果が挙げられました。
次に「言語知識」、「読解」、「聴解」、各セクションの概要とポイントについて
JLPTの問題集を使用した詳細な説明を行いました。
「考えても解けない問題」と「考えたら解ける可能性がある問題」を区別し、
「考えたら解ける可能性がある問題」の解き方のコツと正答までの
道のりを学生に提示することの重要性を解説しました。
最後に質疑応答の時間が設けられました。
「初級クラスでのJLPT対策はどのように進めるのか」、「クラスにレベル差がある場合どのレベルに合わせて指導するのか」など様々な質問がありましたが、回答には皆さん真剣に耳を傾けていました。
そして勉強会終了後、教務主任にインタビューをしました。
Q:どうしてこのテーマを選んだのですか。
A:当校は、実践的な日本語能力の育成だけではなく、進学実績と公的試験の結果を重視したカリキュラムを作成していますので、全員が一丸となってそこに向かっていけるようにと思い、選びました。
Q:今回のKT勉強会で工夫した点を教えてください。
A:問題形式が多種多様なので、「どこに重きを置くか」や「授業で使える内容を如何にわかりやすくたくさん伝えるか」などを工夫しました。
Q:KT勉強会を終えた感想をお願いします。
A:オンラインでは初めての試みでしたが、多くの方々に参加していただき、大変有意義な時間になりました。今後もオンラインで勉強会を続けていきたいです。
JLPT対策授業の実践的な指導法が学べるだけではなく、
悩みや疑問など意見交換もでき、意義深い時間でした。
これからも勉強会を企画し、教師のスキルアップに役立つ場を作っていきたいと思います。
[日本語教師C]