神戸東洋日本語学院職員紹介~Who's who(第3回)~
神戸東洋職員紹介ブログ第3回は後藤先生に来ていただきました。今日はよろしくお願いします。
Q:後藤先生はいつから神戸東洋日本語学院で働いていますか。
A:2016年10月です。
Q:神戸東洋日本語学院で働き始めたきっかけは何ですか。
A:日本語教師として働きたいと思って、
家から近い日本語学校を探しました。
それで神戸東洋日本語学院を見つけました。
Q:他にも近くの日本語学校があると思いますが、どうして神戸東洋日本語学院にしたのですか。
A:初めに面接を受けたのが、
神戸東洋でした。
そこですぐに就職が決まったので、
タイミングが良かったと思います。
Q:では、神戸東洋で初めて日本語教師になったのですか。
A:日本語学校で働いたのは、
神戸東洋が初めてです。
それまでは韓国で日本語を
教えていました。
Q:韓国に行かれてたんですね。韓国ではどんなところで教えられていましたか。
A:家庭教師や塾などで教えていました。
Q:そうなんですね。どんな学生がいましたか。
A:社会人の方が多かったです。
みなさん趣味や仕事のために
勉強していました。
Q:社会人の方だと熱心な人が多そうですね。
A:みなさん日本に興味があるので、
熱心に勉強していましたね。
中級以上の方も多かったと思います。
Q:韓国ではどのぐらい教えられていたのですか。
A:3年ぐらいです。
Q:それからは日本で教えられているんですね。
A:そうですね。日本に帰ってきてすぐ、
日本語教師の資格を取りました。
それからはずっと神戸東洋で働いています。
Q:韓国と日本で日本語を教えてみて違いを感じることはありますか。
A:韓国の塾などで日本人の先生は
会話を求められます。日本では
語彙・文法・読解・会話・作文など
総合的なカリキュラムが
組まれている印象です。
Q:そうなんですね。教え方に違いはありますか。
A:韓国では先生が教える内容を
決めています。そのため授業の
自由度が高いと思います。
日本では学校が主体となって
カリキュラムを組んでいるので、
ある程度教える内容が決まっています。
Q:先生が任せられる範囲が違うんですね。
A:海外では学生に合わせて何を
教えるのか決める楽しさがありました。
Q:確かに自由だと楽しそうですね。
でも難しい部分もあるんじゃないでしょうか。
A:私が初めて教えたのは日本の
小説を読みたいという社会人の方でした。
家庭教師の個人レッスンだったので、
その学習者さんと一緒に小説を読みながら、
わからないところを説明すると
いうことをしていました。
Q:小説を説明するのは難しそうですね。
A:当時私はあまり小説を読んでなかった
ので、初めは小説を一緒に読みながら
解説するのは大変でしたが、
慣れてくると教えるのが楽しかったです。
Q:いろんなことを教えないといけないから、大変そうですね。
A:初めてがそれだったので、
学生に合わせた自由な授業は
あまり大変だとは感じませんでしたね。
Q:いい経験になっているんですね。
今はどのレベルを担当していますか。
A:メインは初中級です。
授業は初級から中上級まで
担当することがあります。
Q:日本語教師をしていて喜びを感じることはありますか。
A:学生から毎日のようにお礼を
言われた時には嬉しいなと感じますね。
あと卒業した後にも連絡をくれる学生が
いて、頑張っている報告を聞くと
やりがいを感じます。
Q:後藤先生は学生と仲がいい印象があります。特に冬陽祭のイベントではとても熱心に学生と頑張っている姿が印象的でした。
A:そうですね。自分でもイベントにこんな
に熱くなるとは思っていませんでした。
イベントで学生が頑張っているのを見た
とき、自分も頑張ろうという
気持ちになるので、自然と
学生と一緒になって取り組んでいます。
Q:学生と先生の一体感がすごくあるなと思っていました。
A:非常勤の先生方も熱心に
取り組んでくださったので、
学生と先生が一緒に頑張れたと思います。
授業以外で関わりを持てると
楽しい思い出になるし、
学生にとっても印象的な
思い出になると思います。
Q:では反対に日本語教師をしていて大変なことはありますか。
A:進学指導はいつも大変ですね。
Q:どんなところに大変さを感じますか。
A:一番は日本人が当たり前だと
思っていることを学生が
知らないことですね。
Q:例えば。
A:多いのは学校のルールを覚えて
いないとかです。
1回言っただけでは覚えてくれない
ことが多いので、困ります。
Q:日本語の授業では大変なことはありますか。
A:たまに初級の授業をすると
語彙コントロールが難しいです。
特に初級の学生とコミュニケーション
をとるときが大変です。
Q:初級クラスの難しいところですね。
A:あと最近ではオンライン授業が
難しいと感じることが多いです。
Q:どんなところが難しいのですか。
A:表情で理解度が確かめられないし、
学生の反応もわからないことが
あるからです。あと資料作成も
オンライン授業のほうが、大変ですね。
Q:オンライン授業は新しいやり方なので、
まだまだ大変なところが多そうですね。
A:そうだと思います。
どのような方法が
一番効果的なのかが今後の課題です。
Q:ではあといくつか質問をしたいと思いますが、今まで印象に残っている学生はいますか。
A:たくさんいますよ。
Q:では特に印象に残っている学生のことを教えてもらえますか。
A:特に印象に残っている学生だと
Cさんですね。
Q:Cさんはどんな学生でしたか。
A:始めはあまり熱心な学生では
ありませんでした。しかし個別面談をして
神戸学院大学の受験を決めてからは
とても頑張っていました。
私が教えた学生の中で1番面接練習を
したのがCさんです。
Q:進学がきっかけで変わった学生なんですね。
A:進学準備では受け身な学生が多い中で、
Cさんは自分で考えて質問や
相談をして頑張っていました。
Q:そういう学生は先生もより助けてあげたいと思いますね。
A:はい。神戸学院大学に合格した時は、
長文のお礼メールが届いたのを
覚えています。
Q:先生も学生もうれしいですね。
A:はい。見事に努力が報われましたね。
Q:卒業後も連絡は来ますか。
A:今でもよく連絡をくれます。
大学の様子や頑張っていることを
教えてくれるのでうれしいです。
Q:他に印象に残っている学生はいますか。
A:Dさんですね。
Q:Dさんはどんな学生ですか。
A:イベントをすごく頑張っていた
学生です。楽器や歌が得意だったので、
冬陽祭では特に目立っていました。
Q:冬陽祭でギターを弾いていた学生ですね。私も覚えています。
A:彼はいつも礼儀正しくてみんなに
好かれるタイプの学生でした。
冬陽祭ではリーダーシップを発揮し、
みんなで演出を考えたり、放課後に
自主練習を呼び掛けたり
していたのが印象的です。
最後に賞をもらえたのも彼の
がんばりがあったからだと思います。
クラスの一体感が印象に残っていますが、彼が引っ張っていたのですね。
Q:では最後にこれを読んでくれている学生のみなさんにメッセージをお願いします。
A:日本に来たからには日本の文化を
知って日本語を勉強して充実した
留学生活を送ってほしいと思います。
いろんなことを経験して、吸収して
留学生活で後悔を残さないでほしいです。
アニメとか漫画とかドラマとか
何でもいいので、1個好きなものを
見つけて広げていってほしいです。
Q:そうですね。せっかく日本に来ているので、
充実した留学生活を送ってほしいですね。
それではインタビューは以上です。
職員紹介ブログ第3回のゲスト「後藤先生」でした。
ありがとうございました。
A:ありがとうございました。
[日本語教師T]